Samba 4.0リリース、LinuxをActive Directoryのドメインコントローラに
Samba Teamは12月11日、オープンソースのファイルサーバソフトウェア「Samba」の新バージョン、「Samba 4.0.0」をリリースした。マイクロソフトのディレクトリサービス「Active Directory」をサポートすることが最大の特徴だ。
Sambaは、SMB(Server Message Block)およびCIFS(Common Internet File System)に対応したファイルサーバ/プリントサーバだ。LinuxやUNIXをWindowsのファイルサーバ/プリントサーバとして利用できるようになる。
Sambaはバージョン2.2以降、Windowsドメインコントローラの機能をサポートしてきたが、バージョン4.0ではついにActive Directoryのドメインコントローラ機能を実装した。これにより、Windows 8を含むWindows OS端末に対し、グループポリシーやローミングプロファイルといったActive Directory互換のサービスを提供できるようになる。
なおActive Directory実装に際しては、公式ドキュメントや相互互換性検証ラボの提供といった形でマイクロソフトが協力した。
Samba 4.0はまた、既存のファイルサーバとしての機能だけでなく、LDAPサーバ、Kerberos認証サーバ、DNS、NTPといった機能も搭載。さらに、SMB 2.1のサポート、clustered tdb(ctdb)によるクラスタファイルサーバのサポートなど、多数の機能を盛り込んでいる。
Samba-JP 日本sambaユーザ会
WindowsServerキラーとなるSamba4.0が公開されました より